コンさんから朝マグがリリースされていますが、既に組立てしまったキットで朝顔カプラーを固定してしまったり、エンドビームと一体型の物やコンさんの朝マグが取り付け不可能なタイプの車両があります。それとカプラーの高さが同じであれば問題無いのですが、違う場合は無理なので、それを解決しようと頭をひねって考え付いたのが次のようなやり方です。カプラーが同じ高さの車両はコンさんの朝マグを使用し、対処出来ない車両同士にには自作で対応しようと思います。
まずネオジム磁石が径1mmなので内径1mmのパイプを用意します。それに切れ目を入れるため冶具を作りました。有り合せの洋白板にスリットが出来るように洋白板を2枚ハンダ付けし1.2mmの穴を開けます。

そこにパイプを通して糸鋸で切れ目を入れます。都合が良いことに糸鋸で切っていくと冶具が自動でスライドしてくれてガイドとなりますので好きなだけ切れ込みを入れることが出来ます。

そこにリンクをカットしたもの(固定でも良い場合は洋白に穴を空けたもの)を挟みハンダで固定後パイプを切断します。沼尻の例を見ると動力車のは長めなので8mm位に、車両のは2mm位にカットします。

上から動力車用でMWのリンクをカットしてつけてあります。続いて車両用でピンで固定する場合にはリンクではなく洋白に穴を開けてパイプに固定したもの、リンクをつけたものです。
塗装は後回しにして早速引かせてみました。

沼尻のDC12に客車を引かせればそれらしくなります。(パイプの外径が1.2mmなので太いのが玉に瑕)

客車相互のカプラーの高さが違っても大丈夫でした。MWの重い客車でも磁石は外れませんでした。但し、どの程度のカーブまで大丈夫かは確かめていません。軽便の小型の車両に使用するのが望ましいでしょう。酒井の5tでMWの運材台車2セット4両を引かせましたが、弊社のモバイルレイアウトのR70のカーブでも外れずに走行しました。使用してみて朝マグは極性さえ間違えなければ目に優しい素晴らしいシステムだと思いました。

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