きょう関東甲信が梅雨明けした。
6月に関東甲信の梅雨が明けるのは
統計開始史上初めてのこと。(現段階では条件付き)
厳密には、梅雨明けしたと「みられる」と
気象庁は発表した。
気象庁が「みられる」なんて、
推定の表現で発表したら
誰が確定させるんだ!と言いたくなるが
確定させるのも、気象庁。
速報値として発表した梅雨入り、明けの日、梅雨の期間を
改めて確定値として9月1日に発表しなおす。
なぜかと言うと、、進行中の段階では
梅雨に入った、明けたと完全に言い切ることは難しい。
きょう、梅雨が明けたことになっても
ひょっとしたら、また梅雨前線が戻ってくるかもしれない。
それを見越して、安全策がとってあるのだ。
なので、きょうの各ニュースでは。
「このまま確定すれば」という、
一見よくわからない表現を使っているのだ。
持論として、梅雨の期間については
ワタシは、別に1週間程度の違いは
どおでもいいと思っている。
というのも、なぜ、気象庁は梅雨の期間を発表するのか。
それは、もちろんこれまでの統計を途切れさせないという
義務としての理由もあるが、
そもそもは、梅雨の期間(出水期)は雨が多く災害が増えるので
注意を促す意味で発表している。
であれば、別に毎年同じ日でもいい気がする。
たとえば、6月1日から海の日までは
大雨注意期間として固定させればいい。
まあ、梅雨入りや明けを、セールスの文句にして、
商売をしている産業もある。
明けなんかは、
「いよいよ本格的な夏到来」なんて言われると
テンションも上がり、涼やかなものがよく売れる気がする。
しかし、梅雨入り、明けのために
気象の世界では、振り回されることが多々ある。
だから、なくてもいいのではないかと思うのだ。
そもそも振り回される理由に、
梅雨入り・明けには、明確な定義がない。
そのため、予報官のさじ加減で決まってしまう。
普段は、科学的な根拠に基づいてしか発表しない役所が
思惑をもって発表している。
さて、今年の梅雨の期間、
確定値はどうなるか。。。
今週は、天気が意外とよかったですよね。。。
確定値は、さらに早まるかもしれませんね。

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