「Dr Oの生活記録」より架線柱データの膨張が起こった為、移動中。画像等は移動完了するまで「Dr Oの生活記録」の画像リンクをソースに貼って対応予定。(画像は後日修正し再Up予定)
近鉄の架線柱の大まかな種類を紹介したいと思います。
※ご注意:この記述は私が個人的に本やネット等で調べたことやら、自分が観察してきた内容を自分なりに解釈して記載した覚え書きです。
当方専門家では全くございませんので、記述内容が間違っている可能性がありますので、架線柱好きなヤツの戯言ぐらいでご覧いただければと…。
m(__)m
▲1.H型鉄柱
▲1−1.トラス支柱H型
▲1−2 コンクリート支柱H型
▲1−3 鋼管支柱?H型
▲2.送電線トラスビーム付門型鉄塔
▲2−1.トラス支柱架線柱
▲2−2.コンクリート支柱架線柱
▲2−3.鋼管支柱?架線柱
▲3.鋼管ビーム型架線柱
▲4.カラス避け?
▲5.参考文献
▲6.リンク
1.H型鉄柱
※実はこの「H型鉄柱」は正式な呼び方かどうかもよくわかりませんが…
(「近畿日本鉄道50年のあゆみ」P233にて今里-鶴橋間の写真にこれと同じ(でも4車線用)が載っていて「H型鉄柱」と書いてあったので…とりあえず)
支柱を線路の両方に2本立てて、支柱の間を電車線等を吊ってるトラス構造の橋(どうやらこの橋を「ビーム」というらしい)が1本あるタイプ。
支柱のトラスビームより上の高さに饋電線と配電線を吊っていますが、場所によっては送電線や架空地線を付けているものもある。
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1−1.トラス支柱H型
トラス支柱でトラスビーム型の架線柱は近鉄前線でよく見る形状。そのなかでも以下の写真の架線柱は支柱の根元部分とビームがつながってるところに補強板?とおぼしき鉄板が設置されている。
トラス支柱の根元部分の形状
トラス支柱とトラスビームの間の補強板(?)の形状
奈良線 瓢箪山−枚岡間(撮影日2011年6月3日)
橿原線 新ノ口−大和八木間(撮影日2011年2月17日)
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1-2 コンクリート支柱H型
この形も近鉄全線で結構観る形(大和八木から東にある路線が多い気がする…)
コンクリート支柱にトラスビームの形状。
コンクリート支柱とトラスビームの接続部分
生駒線のコンクリート支柱トラスビーム架線柱。架空地線が設置されている
(生駒線 生駒-一分間(撮影日2011年3月5日))
昔、送電線を1回線だけ支持していたコンクリート支柱の架線柱(2000年11月30日には送電線はまだあった。「テイチク運転室展望 近鉄京橿特急&天理・田原本線」のDVD版にて確認)
橿原線 新ノ口−大和八木間(撮影日2011年2月17日)
1−3 鋼管支柱?H型
京都線 木津川台駅内(撮影日2011年4月5日)
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2.送電線トラスビーム付門型鉄塔
(※これも正式名なんていうのかよくわから無いです、スミマセン)
電車線を吊るトラスビームと送電線を吊るトラスビームの2段がある架線柱。
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2−1.トラス支柱架線柱
近鉄線全体の送電線がある区間で見る架線柱、電車線を吊るトラスビームと支柱の間にはトラス支柱H型と同じ補強板?が付いている事が多い。
また送電線を吊るトラスビームの支柱側下側には特徴的な構造がある。
送電線トラスビームの付け根側にある特徴的なトラス構造
奈良線 瓢箪山-枚岡間(撮影日2011年6月3日)
南大阪線 二上神社口−当麻寺間(撮影日2011年2月17日)
京都線 向島−小倉間(撮影日2011年4月7日)
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2−2.コンクリート支柱架線柱
コンクリート支柱で電車線のトラスビームの他に送電線を吊るトラスビームも供えた2段トラスビームの架線柱。この形状はどうやら橿原線以外には無いようだ…
コンクリート支柱とトラスビームの接合部分はコンクリート支柱H型と同じ
橿原線 西ノ京−九条間(撮影日2010年5月2日)
送電線が外されてしまったモノ
橿原線 新ノ口−大和八木間(撮影日2011年2月17日)
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2−3.鋼管支柱?架線柱
鋼管と思われる金属製(叩いた限り)の柱にトラスビームをつけた架線柱。
奈良線 瓢箪山駅内(撮影日2011年5月1日)
京都線 木津川台駅内(撮影日2011年4月5日)
橿原線 西ノ京駅内(撮影日2010年5月2日)
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3.鋼管ビーム型架線柱
支柱も全部鋼管でできた架線柱。
ツルッとして未来的なデザイン…新幹線とかでよく見る形だなぁとか…思っている。
私は個人的にはトラスビームのほうが好きなもんでイヤなんだが…どうやらボルトだの少なそうだし保守もしやすそうなんで、将来においてはコイツが増えそうだなぁ…と思っている架線柱。
・京都線の上鳥羽口から東寺間の架線柱は鋼管型。(どうやらこの区画を高架にした際この形式に変わったらしい。)
饋電線は各路線横に別れて2本ずつ配置されており、配電線はどうやら路線横に這わせているらしく、見えない。
(東寺駅構内で突如、架線柱上側に配電線が出現し、そこからは京都までいつもどおり架線柱に沿って吊られている。)
京都線 十条駅内(撮影日2011年4月14日)
京都線 上鳥羽口駅内(撮影日2011年4月14日)
・2011年現在建設中の八戸ノ里から瓢箪山途中の架線柱は鋼管ビーム形式で吊架線に饋電線の機能が内蔵された饋電吊架線を使用している模様。
饋電吊架線から饋電分岐線が伸びているモノで確認。
(長野線の古市〜喜志間には一足早く完成したヤツがあります。しかし写真があまりにも酷かったのでUpしないでおきます…まあ時間があるときにまた…)
そして、まだ建築中で半分しか出来てない。
奈良線 八戸ノ里-若江岩田間(撮影日2011年5月30日)
饋電分岐線が出て、トロリ線に供給してる架線柱
奈良線 八戸ノ里-若江岩田間(撮影日2011年5月30日)
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4.カラス避け?
気がついたのは2000年頃位からだったか(幼少期は目に入らなかったんですが…)、なんか送電線を吊ってあるトラスビームの所に金網があるなぁ…何かなぁ…とか思ってたんですが…
京都線をうろついてたら…
…
……
………京都線 向島−小倉間(カラス?の巣)(撮影日2011年4月7日)
…こんな所に…鳥って高い電柱とかにとまるだけじゃなく、営巣までしちゃうんですね…
奈良線 生駒駅内金網がある上段ビーム(撮影日2011年5月25日)
おそらくトラスビームの間に営巣されて、想定外の放電なり起こして火事とかになったら最悪だし、事故防止の為、金網が隙間に設置されているのではないかと…保守するにも色々大変ですねぇ…
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5.参考文献
・近畿日本鉄道50年のあゆみ 編集者 近畿日本鉄道株式会社 平尾長次郎 昭和35年9月1日印刷 昭35年9月16日発行
・テイチク運転室展望 近鉄京橿特急&天理・田原本線 DVD版
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6.リンク
当ブログ内関連?リンク
「特別高圧送電線の碍子装置の種類」
「電線の種類・・・」
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…とまあ、書いてみた…他にも細かく言うと幾らか形状があるんですが、これで一旦切ります。
また新しい記事で追加をあげるか、ここの記事に追加するかもしれません。

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