2021/9/11

夕張鉄道21  鉄道模型

IMONのキューロクはダイキャスト製の動輪輪芯や凝った台枠、台枠の上半分はABSだったりしますが、ボイラーやキャブ、テンダーなどはエッチングやプレスによる日本古来のブラスモデルとして作られています。

9600製品は、概ね取り掛かりから完成間近まで4〜5種類が制作途上にあります。

概ね古いもの(Sキャブや戦前スタイル、大宮など)から始めて蒸機末期を後にする方向性は指示しましたが、資料の揃い具合やいろいろな事情で製造順序は任せています。

そんな中、夕張鉄道21号機と言う突拍子もないカマが俎上に昇ってきて驚いています。

どうせ9600は770種類もある厄介なカマですが、実機が保存されているために採寸出来るものが制作候補になっているものの「コレを俎上に載せて良いのか!?」と言う機関車、製品化予定から外すべきではないか!と言うほどの変なカマが始動してしまったようです。

国鉄のキューロクが770両なので770種類と言われるキューロクですが、770両から遥かに外れたカマです。

川崎車両1941年製造です。

国鉄向けのラストナンバー79669が1926年川崎製ですから、9600の本家“川崎"とはいえ、15年も間が開けばどんなにか違う機関車ができて来るのか!

厄介なる2大ポイントは
@ サンドドームが全くの別物であること

A キャブの長さが短く、後妻が傾斜していること

それってまるで空制改造を受ける前、真空ブレーキのキュウロクのキャブじゃないの?

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これが夕張鉄道21号機です。 見るからにキャブの前後長が短いです。 窓の前に幅が無いです。

社員が二人がかりで撮影と採寸に行きました。(ポップアップします)

そしてミーティングで報告を受けた3DCADによる作図がこれです。

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どのキュウロクにも設置されている鴨居が無い構造です。 申し訳程度の鴨居もどきが後付けされているようです。

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夕張25号機も保存機があるので予定しています。 “21"と“25"両方大宮的な蒸汽溜嵩上げがされていますが、どちらかが遥かに高い嵩上げです。(どちらが高いのか忘れました)

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キャブ後妻の後退角度は10度だそうです。

真空ブレーキ時代の9600のキャブ後妻後退角は20度かもしれません。

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空気制動ですからブレーキ装置の位置が機関士席を圧迫しています。

寸法はきっちり取ってある様です。

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サンドドームの異常な小ささが衝撃的です。

動輪は勿論13本スポーク(普通のキュウロクは大概12本です)

急制動による動輪の変形を嫌ってC51やD50などとともに途中からスポークの本数が増やされたことによる本数の違いです。

第一第四動輪も、第二動輪もIMONはダイキャストで型を彫って12本13本両方作ってしまいました。

鉄道模型の9600の製品には第一動輪と第二動輪が同じものを使っている場合が多いくらいですから「5種類」対「2種類」と言うほどこの時点で力の入り方が違います。

なにせ1両1両が個性的でますます楽しい機関車です。







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