夕焼け駅長の「妄言」

　今回の民主党代表選挙、決選投票で野田氏に投票した民主党議員に警告しておきたい！！

「敵の敵は友ではない！！」

「敵に敵」は、大きな敵であって「友」ではない。絶対に「ノーサイド」などない。今後は国民が辟易する「民主党内の権力争い」が続き、解党状態での総選挙、自民・公明による暗黒政治の復活！！という最悪の将来が見えてくる。

　今後、民主党内の役員人事や組閣でその辺が明らかになるであろう。当然ながら、決選投票で野田氏を応援した各陣営は、その見返り（党役員ポストや大臣ポスト）を要求するであろう。それに応じていれば、各陣営の軋轢が生じる。崩壊は近い。

　敵の敵は友でない以上、ここは野田氏の強烈なリーダーシップを期待する以外に方法はない。が、財務官僚に唆され、増税には強烈なリーダーシップを発揮しそうであるが、党運営、政権運営には期待は出来ない。

　まあ、期待などしていない。

　今回の代表選挙、決選投票で野田氏に投票した議員どもに告ぐ。

「敵の敵は友だちでない。反小沢だけで連携した発想こそ、古い政治家の思想だ。貴様らは小沢氏を古い政治家の象徴と叫ぶが、貴様らの今回の行為こそ目先の利権だけに目が奪われた古い政治家の姿だ！！」

　事実はこれだけである。

「今の民主党は、政権末期の自民党よりひどい」

　正直うんざりすることの多い管政権。

　福島第一原発の海水注水停止にかかる問答を報道で聞くと本当にうんざりする。

　もう、いいでしょう。

　内閣総辞職。賛成します。


　とはいえ、自民・公明にある悪政に戻りたくない。

　では、どうすればよいか。

　ここで提案がある。

　２０１１年３月に総選挙を行うことを確定する。
　それを前提に超党派で「危機管理内閣」を発足させる。
　２０１１年度は、震災復旧を中心に政権運営を行い、民主党の政権公約は「高等学校無償化」を除きすべて中止する。２０１２年度予算については、４月から３ヶ月間の暫定予算のみ策定し、それ以後の予算は、総選挙後の政権が再度策定する。

　こんな青写真はいかがであろうか？

　今、日本は「有事」である、と、考えている。

　なお、この「有事」とは戦争の意味ではないが、大規模な地震災害と福島第一原子力発電所事故の経過を考えると戦争状態より過酷な状況にあるのかも知れない。だからこそ安定した政治が求められたりする。
　そのためには、少々の意見・主張・思想の違いが無視しなければならない。それにより政権を安定させ、政治が果たす役割を果たす。

　地震発生後、一時期そんな流れになったが、現在ではそんな空気はない。
　その原因は何であろうか・・

　端的に表現すれば、これであろう。

「管総理に人間的魅力がない」である。　

　各種報道では、持論ばかりを展開し、側近を怒鳴りつけているだけの管総理。これでは指導者失格である。当然ながら危機的状況であり、すべての判断がうまくいくことはない。それ故にイライラすることも人間ならある。が、そんな内部の醜態がマスコミに露呈する、求心力がないが故に不利な情報が漏洩するのである。もし、人間的に魅力があれば、怒鳴り散らすことがあってもそんなことはない。人間的な魅力がない人間への人間の正常な反応であろう。

　もう、退陣してよし。
　少々の政治空白もやむなし。そんなところであろう。

　私は、自民党は嫌いである。
　何より「保守」と言う姿勢が嫌いである。所詮「保守」なんて、既存利益を守るだけの存在に過ぎない。言えば、過去の負の遺産である。

　その自民党が今元気である。
　それはそうである。こいつらは「政権奪取」だけで今結束しているのあるから。
　２００９年の民主党と同じである。あの時の民主党は「政権交代」だけで結束していた。その結果が今の政治の停滞である。
　今年は、衆議院解散があると思う。その結果、自民党が再び政権を取り戻すかも知れないが、２０１２年年始には今と同じ状況になっているであろう。
　自民党こそ、内部統制など取れていない。現在の目標の「政権奪取」が達成すれば、党内の主導権争いが本格化するだけで、政治は停滞するだけ。
　
　２０１１年から２０１２年。日本は、２大政党に絶望するだけであろう。
　そう、予測しておきたい。

　道路は本来無料である。だから、その本来の姿にする。
　これは、ある民主党の国会議員の言葉である。

　確かに、そうであろう。高速道路も有料道路方式になったのは、建設費が予算で確保出来ないため、借入金で賄い通行料金収入で返済し、それが終われば無料にする、である。そのルールは、路線毎が全国プールになったのが、現在の姿である。
　
　現在まだ借入金の返済が完了していないのである。
　これは、その借金を返済する財源が確保出来ているのか？の問題でもある。

　現在、そんな予算はあるのだろうか？？
　
　事業仕分けと予算の組み換えで予算を確保すると豪語したのは、かつての民主党。これもウソだったのでしょうか？？