3月に入った。
2月分の勤務表を入力しなければいけない。
万が一のために持ってきた会社のPCに、
電源は入れたくなかったが、
勤務表は早く入れた方がいいので、
ベッドで静かにキーをたたく。
年休なんか使ったことがないので、
入力の方法に手間取る。
休暇申請すらまだ出していなかった・・・。
結局、勤務表のしめには間に合わない。
10時ごろ、QMGテストを改めてやった。
入院した時にやった、体力測定的なものの追試だ。
薬の効果を見たいとのこと。
3番機の先生がやってきた。
まだまだ、20代だろう。気さくに話してくれる。
結果のスコアは、前回の11から5に。
ちなみに、数字が少ない方が良好。
薬が効いているようだ。
と言うことで、翌日3月2日に退院と言うことになった。
ベッドが慢性的に足りないので、
経過が良好でなくとも順調であれば退院に導かれる。
それから、この日、オクサンが面会に来てくれた。
下着類を持ってきてくれる。
妻とはいえ、面倒見てくれることに頭が下がる。
また、オクサンが来てくれるということは
子守は、義理のお母さんがしてくれていることになる。
本当に苦労を掛ける。
病と言うのは、色んな人に迷惑をかけている。
よく、「迷惑と思うな」と言ってくれるが迷惑以外何物でもない。
健康であれば、世話をかけることもないのだから。
病人当人は、必死であるし、
なかなか他人のことを考えている余裕はないだろう。
でも、面倒見てももらって当たり前と思ってはならない。
どんなに近しい人であっても、感謝すべきである。
近ければ近い人ほど、存在が当たり前だけに
そういうことを忘れがち。
感謝はいつもしてるから、それでいいだろうでは伝わらない。
相手だって心がある人間である。
仕方ないと思いつつも、心が折れるときがある。
ひとこと「ありがとう」が」救われるだろう。
病人は、その支えてくれる人がいて
いま、生きてられると思った方が
今後にもつながるであろう。
自戒の念を込めて。
本当に苦労かけて申し訳ない。
ありがとう。

1