上野から札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」
かつては、1日2往復あった北斗星だが、
利用者の減少で、今は1日1往復のみ。
そんな北斗星は、北海道新幹線開業とともに
廃止されるという。
ワタシたち夫婦は、来月、札幌で開かれる
披露宴に招かれた。
せっかくなので、札幌へ行く機会があるのならと
廃止になる前の北斗星に乗ってみたくなった。
ご存じの通り、JRの列車の予約が出来るのは
1カ月前から。
従って、来月の披露宴ならば今月にみどりの窓口で
寝台券、特急券を買うことが出来る。
しかし、ここ最近の北斗星は、
かつて利用者が減って、一部が廃止になったとは思えないほど
乗りたい人があふれていて
寝台券を手にするのは、至難の業と言われている。
披露宴の話を受けたのは、5月。
乗車日までは十分、日程的な猶予はあった。
そこで、みどりの窓口以外で
確実に寝台券が取れる方法がないか考えてみた。
まずは、旅行代理店へ足を運んだ。
すると、意外と答えが早く出た。
寝台列車を使った、旅行会社のパック旅行には、
枠が二通りあった。
1、通常予約枠
2、事前予約枠
1の通常予約は、みどりの窓口同様に
1カ月前に寝台券が確保できれば、販売される。
2の事前予約は、JRから旅行会社に
予め各列車の持ち分をふられていて、この予約が取れれば
1カ月より前でも確実に寝台券が確保できる。
無論、旅行会社への事前枠ばかりでは
みどりの窓口販売分がなくなってしまうので
事前枠もかなり少ないはず。
ちなみに、JTBでは5月の時点で
事前枠はなかったと記憶している。
旅行代理店の次にあたったのは、
クレジットカードのトラベルデスク。
クレジットカードのトラベルデスクは、何気に重宝で
旅行代金から割引やポイントが多くたまるほか、
旅行会社の垣根に関係なく、どこの旅行会社でも探してくれる。
こちらが望んでいる日で
北斗星の個室が空いている枠を探してもらった。
カードデスクから折り返しの電話が。
すると・・・。
「日本旅行の赤い風船で、空きが『1』ありました」
驚愕!!!即、押さえて下さいとお願いした。
ちなみに、旅行代理店の国内パックツアーは
出発の20日前なら、キャンセル料はかからない。
そんなこともあり、オクサンにも相談せず、
(というより、聞いていたらなくなってしまうと言う懸念もあり)
手を打ったわけです。
しかし、パッケージツアーは、
平日など閑散期の特価日でないと、通常は個別で取るより高くなる。
今回も、ご多分に漏れず、
ひとり1万円ほど高く付いた。
まずはB寝台デュエットの個室が押さえられて、
北斗星で行けることは確定したので
出発の1カ月前に、さらにひとつ挑んでみようかな・・・
と目論んだのです。
つづく

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