夏本番はまだのようですが、過ごしやすい日々。休日に引きこもる私にとっては好都合ですが・・・。
さてさて、数か月前に再販されたTOMIXのワム80000を小加工します。

往年のワム80000と言えば長大編成。今回15両新製配置したので、まとめて加工をしていきます。
工事内容カプラー交換。当局の基本となるKATOナックルもしくはKATOカプラーNに換装が必要となります。今回はKATOカプラーNを使用します。

製品のオリジナルは当然ながらアーノルドカプラー。

裏返して、取り付け方法を確認します。単にポケットに嵌っているだけではなく、首振りのためでしょうか、軸と板バネが装着されているようです。

これをKATOカプラーNを装着するできるようにカプラーポケットを加工します。
手順としては、
(1)カプラーポケットに0.7mmの新しい軸を設置する
(2)KATOカプラーには中央に0.7mmの軸穴を開ける
(3)カプラーを軸に通して、設置完了
と、言葉で書くだけなら簡単ですが、これを15両分同じクォリティーでとなるとフリーハンドよりも治具を準備した方が効率的です。
ということで、まずはこんな治具を準備します。

治具自体は現物合わせで作成。
ポケットにしっかり嵌り、すべてが同じ位置に新しい軸穴があけられる治具です。

こんな感じで、15両、全30か所に0.7mmの軸穴が開口できました。

続いて、エバグリの0.64mm丸棒を少量の接着剤で固定していきます。
治具はもう一つ作りました。

KATOカプラーNの中央に0.7mm穴を開口するための固定用とガイド穴を準備した治具です。

こんな感じでセッティングし、ガイド穴からピンバイスを入れていくと、ほぼ同じ位置に開口できます。

は、出来上がり。
やはり治具があった方が手間がかからないのは言うまでもないようです。ストレスも少なく大量生産できました。
あとはサクサクとカプラーを差し込み、ふたを閉めて完成。

高さも問題なく機関車と連結できます。
マグネット付きのナックルカプラーを取り付けることも可能ですので、そうすれば解放作業も可能になりますね。
とりあえず、当局標準のカプラー化が完了しました。
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