2003年6月以来続けてきた想像地図も、今年6月で9周年を迎える。
9年かかって完成率は12%となった。
「ずいぶんと緩慢なペースで本当に2040年に完成するのか?」と疑問に思われる方も居るかもしれない。
しかし、2010年末での完成率は7.1%、2011年末での完成率は10.4%だ。
2003年6月〜2010年末は、6年半で7.1%しか進まなかったが、
2010年末〜2012年4月は、1年4ヶ月あまりで5%近く進んだ。
描画ペースは、前者が 1.2%/年 である一方、後者は 3.8%/年 であり、ここ最近になって急激に速度が上がったわけだ。
この期間の間に、想像地図のコンセプトは次第に変わってきた。
当初は、想像地図の世界は日本のどこかにあると想定していたが、描画範囲の拡大に伴ってその設定が合わなくなり、「架空惑星にある架空国」というのが「公式設定」に決まった。
一方で、地図を描く視点が、造物主や為政者ではなく観測者(旅人)であるということは微塵も変わっていない。
公式設定(公式判明事項)により世界観については、おおよそ決まってきた(分かってきた)のである。
しかし、決定(判明)していない事項は、非常に多い。例えば、
・国道番号
・都道府県の総数
・会社名
・元素名および物質名
国道番号は、主要部のみ判明しているが、全て確定するのは地図が完全に描けたときであろう。都道府県の総数もまた然り。
会社名も、判明しているものは限られる。
・松下建設(大手ゼネコン)
・四菱(旧財閥)
・栗本興業(芸能事務所)
・Myriosoft(OS "Doors" を発売するソフトウェア会社)
・真野興業(倉庫業?)
・東陽陶器(衛生機器)
・ミツルギ(バイク)
などである。
Myriosoftの「Myrio」は、「1万分の1」を意味する非SI接頭辞に由来する。
もちろんこれらは想像地図の世界に存在する架空の企業であり、実在の企業とは関係がないし、もし仮に同名の企業が存在したとしてもそれは偶然に過ぎない。

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