城栄国で話される言語「
城栄語」は架空の言語である。
しかし、実際には城栄語は発音・語彙・文字・文法のいずれもが日本語に大変よく似ている。
それゆえ、日本語で書いた文章は城栄語として通じてしまうし、城栄語で書いた文章は日本語として通じる。
だが、「似ている」は「似ている」であって、「完全に等しい」ではない。
例えば、外国人が片言で話す日本語は、内容が通ってさえいれば我々が理解することができる。それでも、「不自然さ」は感じるのだ。
城栄語と日本語の関係もそれと同じであり、城栄語の文章は日本語として「理解すること」はできるけれども、どこか違和感がある。もっともその違いは方言程度の差ではあるが、地球から見れば城栄国が「異世界の国」である限り、城栄語と日本語はまるっきり違う言語である。似ているのはあくまでも偶然(似た地形、似た風土、似た文化を偶然持っていたこと)が原因
という設定である。

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