2011/1/26

ホキ34200 B  鉄道模型

正直申し上げまして、ホキ4200を見て思った事は「ホキは34200にしておいて良かった」という事です。

さて、72軸有る車輪を黒染する作業が必要です。

この黒染が大変な作業なのです。

まずは72軸もあるのだから「黒いメッキ」(黒ニッケルや黒亜鉛だけでなく色々な種類があるようです)はどうかなと思いましたが、高温にするので「絶縁」が変質したり変形する恐れがあるのでやはり「地獄の黒染」をせざるを得ません。

寸法的にはHO1067規格に忠実そうな短軸PVのボックス車輪を黒ニッケルメッキ洋白プレート車輪に交換してしまう手もありますが、折角ボックス車輪として作られたモノを棄ててしまうのは嫌です。

この車輪がステンレス車輪だったら迷わず棄ててしまいますが、黒染可能な真鍮+ニッケルメッキ車輪なので挑戦する事に致します。

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黒染中の車輪、左手はこの様な様子です。

指紋を使って黒染するのです。

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右手はこんな姿です。

私の指は、フランジが当たる位置に「黒染だこ」が出来ているのが普通なのですが、最近「幸い」にも黒ニッケルメッキ済みが多く黒染が必要な車輪が少なくなってきているので指の「たこ」が消えていて酷く痛い思いをしました。

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左側は黒染前の車輪です。

右手前は「第一回染め」を終わった車輪です。

右奥側は仕上げの「第二回染め」を終えた車輪です。


蒸機の車輪は、車輪が「剥きだし」で台車に隠れませんのでより綺麗な仕上がりを狙って最低三回の染めをやりますが、今回は貨車でしかも軸数が多いので二回仕上げとしています。

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ど根性で最初の第一ロット24軸を染め終えました。

これから洗面所に持ち込んで石鹸と歯ブラシで洗います。

それを終わってティッシュで拭くと多少ティッシュが汚れます。

水に浸けたままにしておくと折角染めた黒が抜けて行ってしまうので注意が必要です。

(水洗いが必要なのかどうかは確信が持てませんが習慣で昔から続けています)

それから表面を落ち着かせる為に1日寝かせます。



左側はいさみや・常温黒染液の原液です。 第二回染で使います。

右側は薄めたモノです。 第一回染のときに漬け染めします。

原液は筆で塗りつけて指の指紋に含ませて、指で車輪を磨きながら染めますが、弱ってきた、減ってきた原液はこの汚れたラベルの瓶に移して、適宜水(またはお湯)を加えて「薄め黒染液」を補充していきます。

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辛い作業を終わって見ると、奥には黒染を待つ車輪48軸があります。

1日に24軸は限界です。

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指はこうなります。

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洗ってもすぐには落ちません。

体に悪いかもしれないと心配して居ますが、鉄道模型に白い車輪は絶対に許せません。

この黒染作業は忍耐の極致と言うべき作業です。

この作業中、頭の中に歌が浮かんできます。

「若者たち」という歌です。

http://momo1949.hobby-web.net/mm/mu_title/wakamonotachi.htm

♪君の行く道は 果てしなく遠い
  だのになぜ 歯をくいしばり
  君は行くのか そんなにしてまで


この歌には二番三番四番が有るかと思いますが、黒染作業中に頭の中に百回も続けて鳴り続けるのはこの「一番」です。

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そんな雑談をしているうちに見事次の24軸が染まりました。

この作業の辛いところは、物凄く長い時間であると同時に、気を抜くと綺麗に染まってくれない・・・ムラになったり剥げてきてしまったりする事です。

私は染まった表面の強度を一番気にしますので強く擦りながら染めます。
安易な「染まり」は擦り落しながら染めるのです。

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第三ロットは、輪芯部分の「染まり」の美しさをもっと欲しいので歯ブラシ+クレンザーで研いてから作業に掛かる事に致します。

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指先が限界に達してテーピングしています。

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一つ一つ歯ブラシで研きながら水の落ちるプラスチックケースに入れていきます。

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第一回の漬け染めに掛かって居ます。

黒く染まってからティッシュで強く擦って黒を落としてしまいます。

それに原液を塗りつけて指で研く(←これが第2回染め)と綺麗に強い被膜で染まります。

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テーピングの仕方が甘かった・・・

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遂に72軸染めました。

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「たこ」が出来かけた指。 まだ黒い色は落ちません。 翌日の会社での「指」です。

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台車の汚しに掛かります。

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「鰻のタレ」を使います。

「鰻のタレ」=長年ウェザリング用に使ってきた汚れ色。

一回一回のウェザリングには色を調合して汚れ色を作って吹きます。 →その「残り」を「鰻のタレ」の缶に貯めておきます。

一度に大量に汚れ色が必要な場合、鰻のタレを直に使います。

今回の場合、まず台車18両分約36ピースに吹き、翌日(或いは1週間後)車体18両分に吹きますので大量に揃った同じ色が欲しい場面なのです。

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台車に吹き終わりました。

18両のうち4両分はあきらかに薄く吹いておきました。

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モデルワムのホキ34200の箱と、IMONワム90000の箱の大きさ比較。

モデルワム 幅110mm 高サ64mm 長さ190mm 体積1,337.600立方センチメートル

IMON  幅 52o 高サ38mm 長さ142mm 体積 280.592立方センチメートル

4.77倍です。

今回収納に使うIMONの12両用箱は、ワム90000の箱の中に使うモルトを共通に使うシステムになっていますのでスペース使用量は同じです。

モルトに関してはワム80000&レム用、トラ&ワラ用、セキ&ホキ用なども2両分¥105で発売しています。

(IPシリーズワム90000用同様の車両組立箱貨車1両用¥168も間もなく発売されます)

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汚し吹付け前の車体が並んでいます。

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IMONカプラーが逆さまに付いている車体がありました。

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こちらは両側逆さまです。 (逆さまカプラーは36か所中3か所でした)

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ついでにIMONカプラーのデモンストレーションです。

ポケットサイズはケーディー#711とほぼ同じですが、ポケットの左右の壁が無いのは左右動を遙かに大きくしてあるからです。

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斜めから見るとこんな感じ、此処まで首を振ります。

ケーディー#711を2連の20m級車両に付けてS字に繋げたR732を通すと、左右動が不足して軽いほうの車両が線路上から弾き飛ばされます。

1/87 12oはこんな連結器だけで此処までよく続いて来たナという感慨もあります。

そのIMONカプラーはHO−101、HO−102が改良型に置き換わりつつあります。

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再び「鰻のタレ」が登場。

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車体に吹き終わりました。

軽い汚し4両

普通に汚し14両

という感じです。 ホキは石灰を運ぶので白く汚さなくてはならないかなと思いますが、現状は割合普通に(フラットベースが効いているので少し白い程度に)吹いてあります。

 






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