2011/4/10
「2011年東北地方太平洋沖地震」により発生した「東日本大震災」。
現在、被災地では仮設住宅の建設が急がれているが、現実的にふたつの大きな問題に直面している。それは、
1.建設場所の不足
2.建設材料の不足
1.に関しては、被災規模は大きく必要な住宅を建設する用地が物理的にない。特に三陸海岸の自治体は地形的な特徴からもともと平地が少なく、その少ない平地が津波災害で壊滅的な被害を受けているため、新たに大規模な造成を行う必要がある。しかしそれは短期間に出来るものではない。
2.の仮設住宅用の材料に関しては、全国各地で増産が行われているが、それでも被災地周辺で生産されていた材料もあり、必要な材料の確保が困難な可能性もある。
現状ではすべての被災された方へ必要な数の仮設住宅の建設目途がない。このままでは、被災された方の避難所からの移転が年内に出来ない可能性もある。夏までには被災された方がなんらかの住居に入居出来るようにしてほしい。
そこで、提案したい。
仮説住宅も広域避難先(被害のない周辺自治体)に建設するのはどうだろうか?
海岸沿いの限られた地域に集落がある自治体ではそれが現実的はないか。被災した街は復興計画を策定しない限り本格的な復興は出来ない。それには時間がかかる。それを時間をかけずに行うと必ず軋轢が生じる。
南三陸町では現在内陸の登米市や栗原市への広域避難が行われている。宮城県や岩手県の場合、海岸地域より東北新幹線が走る内陸地域の方が比較的土地が開けている。つまり、仮設住宅を建設する場所も多くある。
現在行われている広域避難とともに考えてはいかがでしょうか。一番重要なのは長期化する避難生活の改善、プライバシーの確保出来る空間の確保である。
住民感情として自分の街に離れることには不安があるのは事実。しかし、それは、郷土復興のための手段であろう。
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現在、被災地では仮設住宅の建設が急がれているが、現実的にふたつの大きな問題に直面している。それは、
1.建設場所の不足
2.建設材料の不足
1.に関しては、被災規模は大きく必要な住宅を建設する用地が物理的にない。特に三陸海岸の自治体は地形的な特徴からもともと平地が少なく、その少ない平地が津波災害で壊滅的な被害を受けているため、新たに大規模な造成を行う必要がある。しかしそれは短期間に出来るものではない。
2.の仮設住宅用の材料に関しては、全国各地で増産が行われているが、それでも被災地周辺で生産されていた材料もあり、必要な材料の確保が困難な可能性もある。
現状ではすべての被災された方へ必要な数の仮設住宅の建設目途がない。このままでは、被災された方の避難所からの移転が年内に出来ない可能性もある。夏までには被災された方がなんらかの住居に入居出来るようにしてほしい。
そこで、提案したい。
仮説住宅も広域避難先(被害のない周辺自治体)に建設するのはどうだろうか?
海岸沿いの限られた地域に集落がある自治体ではそれが現実的はないか。被災した街は復興計画を策定しない限り本格的な復興は出来ない。それには時間がかかる。それを時間をかけずに行うと必ず軋轢が生じる。
南三陸町では現在内陸の登米市や栗原市への広域避難が行われている。宮城県や岩手県の場合、海岸地域より東北新幹線が走る内陸地域の方が比較的土地が開けている。つまり、仮設住宅を建設する場所も多くある。
現在行われている広域避難とともに考えてはいかがでしょうか。一番重要なのは長期化する避難生活の改善、プライバシーの確保出来る空間の確保である。
住民感情として自分の街に離れることには不安があるのは事実。しかし、それは、郷土復興のための手段であろう。

投稿者:夕焼け駅長